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    2014年8月

    平成20年度卒の萩原伸哉です。
    出身地;神奈川県川崎市  出身高校;桐蔭学園高等学校

     脳神経疾患は、身体の一臓器の疾病でありながら、罹患後の日常生活に大きな支障を来すものであり、われわれ脳神経外科医はその治療を担います。脳神経外科は様々な分野に分かれますが、その中で私たちに最も身近な病気といえば脳卒中でしょう。脳梗塞・脳出血を発症した患者さまの中には、御自身のみならず御家族さまの幸せな日常生活を脅かしかねない後遺症を呈するかたがいらっしゃいます。脳卒中はある日、突然、私たちの生活を一変させるちからを秘めた恐るべき疾病です。

     わたしは脳神経外科医療で、皆さまの幸せな生活を守ります。外科医というと手術ばかりしている印象をお持ちの方が多いと思いますが、手術は治療選択肢のひとつにすぎません。先ほどの脳卒中を例に挙げると、最も重要な治療はその予防であり、生活習慣の改善や内科的な加療な治療によって脳卒中にならないこと、これが何よりも大切です。何らかの経緯によって脳神経外科での加療が必要となった患者さまには、さまざまな治療を駆使し、御自身に最適の医療を提供するように心がけます。

     わたしは30歳の若い脳神経外科医ですが、自分の手で患者さまを幸せにすると信じております。ひとりひとりの患者さまにとって、最適かつ最良の医療を御提供できるよう、日々研鑽に努めて参ります。