石川　進　名誉教授（故）

　島根医科大学医学部外科学講座脳神経外科学は、昭和54年に石川進初代教授のもとに開設されました。
　石川教授は、昭和30年に京都大学医学部卒業、昭和35年に京都大学医学部助手（第一外科）、昭和36年より米国ミシガン州デトロイトのWayne State University に留学され、脳循環代謝で功績をあげられました。広島大学医学部助教授（脳神経外科）を経て、昭和54年4月に島根医科大学医学部外科学講座脳神経外科学に初代教授として着任されました。昭和58年には手術部部長を兼任されました。新設医科大学のパイオニアとして脳神経外科教室の礎をきずかれ、多数の医局員を育成されましたが、昭和63年5月に急逝されました。

森竹　浩三　名誉教授

　平成元年4月、森竹浩三 教授が島根医科大学医学部外科学講座脳神経外科学の2代目教授に就任されました。
　森竹教授は、昭和43年に京都大学医学部卒業、昭和50年に京都大学医学部助手（脳神経外科）、昭和51年よりミュンヘン大学にフンボルト財団研究員として留学され、脳動脈瘤やバイパス術などで功績をあげられました。京都大学医学部講師（脳神経外科）を経て、平成元年4月1日に島根医科大学医学部外科学講座脳神経外科学教授に着任されました。
　森竹教授は、当教室でてんかん、超音波、水頭症、神経内視鏡などの臨床を発展させ、全国規模の学会の主催、関連病院の充実、教室員の学位取得などの教室造りをされました。また任期中に救急部部長、集中治療部部長、手術部部長、副病院長を兼任されています。平成21年3月31日に定年を迎えられ、ご退官されました。

秋山　恭彦　教授

　平成21年4月、島根大学医学部脳神経外科学講座に秋山恭彦 教授が3代目として就任しました。臨床、教育、研究を柱とし、さらなる教室の発展を目指しています。